スーツの毛玉処理

この記事ではこんなお悩みの手助けをします
  • スーツの毛玉をなんとかしたい
  • 毛玉の正しい処理方法が知りたい
  • 毛玉ができないようにしたい
毛玉の原因

1番の原因は湿気と摩擦です。雨などの湿気により、生地表面が毛羽立ち、毛羽だったところに摩擦が加わり毛玉が出来上がります。毛糸の表面をイメージしてください。顕微鏡で毛糸を見ているイメージです。肉眼では1本の太い糸に見える毛糸ですが、その表面は毛羽だったフワフワした糸が無数に飛び出してますよね。その毛羽立った糸を指先でグリグリって擦り合わせると毛玉が出来る仕組みが理解できるかと思います。

1.毛玉の処理方法でやってはだめなこと

毛玉は「生地表面の毛羽立ちが丸まったもの」だということは理解していただけたかと思います。踏まえて、毛玉の処理方法として1番ダメなのは

引っ張ること!です

指先にできたササクレを想像するとわかりやすいかと思います。
そう、冬場になると現れるあいつです。親不孝をしているから。。。ってよく言われるあいつですね。

無理に引っ張ると傷ついてない皮膚までめくれて痛いですよね。
想像しただけで痛いですが、毛玉も同じです。
生地表面の繊維糸が絡まりあって出来たもの。
当然引っ張ると生地自体を無理に引っ張って、糸を抜いていることになります。。

2.毛玉取り機を使いましょう

当たり前と思うかもしれませんが、毛玉処理機を使うのが一番です。
ササクレの処理ってどうするかというと、爪切りとかで根本から切りますよね?
毛玉はササクレと同じ処理なんです。

生地本体にダメージを与えずに、毛玉だけを生地本体の切り離すことが大切です。
電池で使用するタイプでしたら2千円しないで売ってます。
2千円で家中の衣類の毛玉を対応できるなら・・・安いと思いますよ!
セーターとか買い換えたら2千円超えますよね?
まだ使えるなら毛玉取り器、ぜひご検討いただきたいアイテムです!

3.毛玉取り器が家にないけど、とりあえず何とかしたい

そんなもん家にないから検索してるんだわ!

そうですよね。その通りだと思います。
ただ、1番は「毛玉取り器」をご用意いただくのがお金も時間もコスパが良いです!

では、毛玉取り器がない場合はどうしたらいいのか?


「ハサミ」で「毛玉だけ」を「慎重」にカットしてください!

毛玉取り器っていうのは、生地自体を切ってしまわないように、毛玉だけをカットする器具です。
そんな便利道具をなしで毛玉をなんとかしたいなら・・・ハサミで地道にカットするしかありません!

例えるならドラえもんの力なしで宿題に挑むのび太君!

やれなくはない!だが、厳しい戦いになる!
そう覚悟を持って対応しましょう!

実際には本当に手のひら大の一部の毛玉取るだけならハサミでも大丈夫です(^^♪

4.毛玉を防ぐには??

毛玉ができやすい箇所は、人によってはある程度決まっています。

・肩掛けのカバンを持っている方なら、ジャケット 
 特にカバンのショルダーベルトが当たる付近(カバンとの摩擦)

・デスクワークの方なら ひじ~手首にかけて(机との摩擦)

・よく歩く方なら パンツの股の内側(右足と左足が歩いて交差する際の摩擦)

・セーターの脇の下から横腹にかけて(腕の振りによる摩擦)

など、原因でお伝えした通りですが、摩擦が起こりやすい箇所で発生することが多いです。
残念ながら生地や生活スタイルによって、毛玉のできやすさは人それぞれ。
一概に防ぐ方法がないのが現状です。

ただ、毛玉は生地の絡まりであることをお伝えしました。
生地が絡まないようにケアをしてあげることで一定防げます。

特に毎日洗わないスーツには着用後に「洋服ブラシ」をかけてあげることが有効です。
ただ、あまり強くかけてしまうと逆効果ですので、一定方向に優しく汚れを落とすようにかけてあげましょう。