ニットタイがいい!

ネクタイ離れが進む中、改めてファッションとしてのネクタイの良さを実感できる

マナーとしてネクタイを付ける方は少なくなってきています。

こんな時代だからこそ、ファッションとしてのネクタイを楽しみましょう!

1.ニットタイの魅力

ニットタイとは

編み地素材で作られたネクタイの全般を指します。1920年代にドイツを中心に、新しいイメージのネクタイとして登場しました。

当初はニット編みができればどんな素材でも用いられる傾向にありましたが、現在では基本的にシルク、ウール、コットンなどが代表的な素材となっています。ここ最近では素材の進化もあって、ポリエステルやレーヨンなど、人工的な素材を使った低価格のニットタイも人気です。

“ニット”と聞くと冬の寒い時期をイメージするかもしれませんが、1年を通して着用できる使い勝手の良さもニットタイの大きな魅力。通常のネクタイと比べるとカジュアルでお洒落な雰囲気を出せるため、ビジネスにプライベートにと幅広い用途で活躍できます。

ニットタイと普通のネクタイの違い

1つは素材の違いです。編みモノならではは素材の柔らかさと遊び心が出ます。

もう1つは剣先の形状の違いです。ニットタイは剣先が三角形のタイプだけでなく、水平(スクエアエンド)になっているタイプの2種類があります。

なかでもニットタイで人気があるのは剣先が水平(スクエアエンド)のタイプ。より遊び心が生まれ、通常のネクタイよりもオシャレな印象を与えられます。

ニットタイの使いどころ

ニットタイはカジュアルよりの印象がありますが、結婚式の二次会、パーティなどさまざまなシーンでも「外しアイテム」として着用できます。プライベートで着用しても違和感はなく、シーンを問わず着用できるのもニットタイの魅力です。

ただし、来客対応や取引先へ訪問する際など、TPOの都合上、スタイルに制約がある場面では避けたほうが無難でしょう。結婚式の披露宴やお葬式のような冠婚葬祭の場での着用も望ましくありません。

バーや居酒屋で開催される結婚式の二次会など、少しくだけた場面での着用がメインです。厳粛な場面での着用は避けましょう!

ニットタイの結び方

ニットタイは普通のネクタイと比較して生地感が厚いですので、結び方はプレーンノットが基本です!プレーンノットはネクタイの最も基本的な結び方で、結び目が小さくなるため、生地が厚めのネクタイの着用にはピッタリです。

2.ニットタイを選ぶポイント

形状

剣先が三角形になっているタイプと、水平(スクエアエンド)になっているタイプの2種類があります。人気があるのは水平(スクエアエンド)ですが、ビジネスで着用する場合は三角形になっているタイプがおすすめです。水平になっているニットタイよりも少しフォーマルな印象になります。

色柄

ニットタイは素材的にもカジュアル感が出やすいので、柄は基本的にシンプルなものを選ぶとどんなシーンでも使いまわせます。ニットタイに多い柄は無地、ボーダー、ドットなどがありますが、なかでも無地のニットタイは白シャツにも合わせやすく、幅広いシーンで使用できます。ブラックやネイビーなど、濃い目のカラーを1本持っておきたいところです。

素材

コットンやリネンは春・夏シーズンにおすすめの素材。コットンは汗を吸収してくれるだけでなく、全体的に柔らかみのある落ち着いた風合いで胸元に爽やかな印象を与えてくれます。

秋・冬シーズンはウールやカシミヤがおすすめ。見た目から温かみのある印象を与えられるので、肌寒い季節によく合います。

まとめ

ニットタイは遊び心やオシャレさにあふれた魅力的なアイテムです。ニットタイ1つでフォーマルなスーツスタイルに抜け感やオシャレ感を与えてくれるうえに、コーディネートの幅も広がります。一方、冠婚葬祭の場やビジネスシーンなど、着用を控えたほうがいい場合もあります。TPOに合わせて、着こなし方に気を配っておきましょう。

無地やドット柄、ボーダー柄など、ニットタイには多くの種類があるので、ぜひ楽しみながら自分に合う1本を選んでくださいね!